【名選手名監督に非らず!教え上手と教え下手の違いとは!?】
管理人YAZAWAです😃
今回のテーマは【教え上手と教え下手】です。
スポーツの世界で実績を残した選手が監督になるというのはよくある話しですが、選手として大きな実績があるのに監督になると全然勝てない…。
スポーツだけではなく仕事でもよくあるパターンですね。
バリバリのトップセールスマンが自分の成績は上げられるのに部下や自分のチームだと成績を残せない。
何故でしょうか?
それは人を動かすより自分がやるほうが簡単だからです。
指示一つとっても自分の意図を伝えるのは思っているより(少なくとも言わなくても分かるだろ!みたいな人は特に)難しいものです。
踏み込んで考えれば能動的に働いてもらうのはもっと難しい。
「言われなくても分かるだろ!」
「俺の言った通りにやればいいんだ!」
「何回も言わせるな!」
こういう人はいわゆる『教え下手』です。
自分の指示や教え方が下手なのを棚に上げていますが、ビジネスの世界では「仕事は出来て半人前、教えられて一人前』
つまり、どれだけの実績を上げても部下や後輩を育てられなければ永久に半人前ということです。
個人的見解になりますが、『仕事が出来る人は人を上手に動かせる人』だと考えています。
『話し上手は聞き上手』
よく知られている言葉ですね。
『聞くのが上手だから話が上手い』ということですが、これは相手から話(部下や後輩であれば仕事の悩みなど)を聞き出す『聞く』と相手の話に耳を傾ける『聞く』を指します。
つまり自分が話すより相手に話をさせる。
人間は話すのが大好きです。
そして話を聞いてくれる人はもっと好き。
自分の話ばかりする人と話を聞いてくれる人どちらに好感を抱きますか?
人は話を聞いてくれる人を信頼します。
つまり、人を動かすのが上手な人というのは信頼関係を築くのが上手い人。
同じことを言われるのでも信頼している人から言われるのと信頼していない、嫌いな人から言われるのでは受け止め方は全く違います。
仕事のミスを指摘された時、言われている内容が事実だったとしても嫌いな人から言われるのは良い気分ではありません。
では信頼している人から言われるのはどうでしょうか?
殆どの人は素直に聞くと思います。
仕事が上手い人というのはこれをよく理解しているので信頼されるように振舞います。
信頼されていれば仕事を頼みやすくなり、
教えることも素直に聞いてくれます。
結果部下や後輩が育ち、仕事を任せながら自分の仕事をやる。
そうやってどんどん成果を上げ更に信頼される。
『教える』というのは細かいところまで見ていけば様々なテクニックがありますが、それを機能させるのは信頼されているか?が大前提です。
そうは言っても信頼関係はすぐに築けないじゃん!という方もいると思いますので具体的なアクションも記しておきますね。
- 『ゆっくり話す』
- 『低めの声で話す』
そもそも早口では何を言っているのか分かりませんし余裕がない印象を与えます。
なのでゆっくり話す。
男性なら低めの声の方が説得力が増すのでゆっくり低めがポイントです。
教え下手に多いのが擬音を使ったり『あれやっておいて』『あれ持ってきて』『例の件どうなってる?』『それだよ!それ!』など指示詞ばかり使う。
これは自分目線で喋っている典型で、自分は分かっている(頭で思い浮かべている)から『あれ』『これ』『それ』と言いますが、言われているほうはよほど勘が鋭い人でないと何を指しているのか分かりません。
相手に伝わらない言い方をしているのに機嫌が悪くなる人のなんと多いことか…。
日本は特に『言われなくても分かるだろ』『空気読め』という風潮が強いですが現代では通用しません。
重要なのはいかに自分の意図を伝えるか?
『伝える』というのは高度なテクニックです。
ただ喋るのではなく言葉を選び、順番を考えながら理路整然と短く話す。
エッセンシャル思考にも通じますが、必要な事だけ話す。
それ以外は必要ありません。
教え上手とは相手に自分の意図を伝え理解させるのが上手い人。
まずは日常会話から始めてみて下さい。
『考えながら話す』
脳トレにもなるのでオススメです😊