【カメラを持つな!良い写真を撮るためなら手段を選ばない奴にカメラを持つ資格はない!】
管理人YAZAWAです。
今回のテーマは『撮影マナー』です。
鉄道ファン、いわゆる鉄ちゃんで有名になりましたが、線路内に侵入したりホームから身を乗り出すなど危険を顧みずに撮影する悪質なカメラマン(もはやカメラマンとも形容したくありません)が後を経ちません。
これらの行動は電車の遅延を発生させ、多くの人に迷惑をかけます。
鉄道ファンが鉄道関係者に迷惑をかけるなんてとんでもない背信行為だと僕は思っていますが、彼らからすれば好きなのはあくまでも列車であって鉄道会社やそこにお勤めの方々はどうでもよい存在なのでしょうね。
これはニュースになるだけまだマシですが、昨今目に見えて増えたのはコスモスやひまわりなどを撮影する人達のマナーの悪さ。
綺麗なお花に囲まれて写真を撮りたい気持ちは分かりますが、だからといって花畑に侵入して良いことにはなりません。
『花が咲いていないからいいや』とばかりに花の根っこ付近まで足を踏み入れる人もいますが、そこにも芽吹いていない種が埋まっている事もあります。
そこを踏んでしまうと地面が固くなってしまい花が芽を出せなくなってしまいます。
だから『KEEP OUT』や『立入禁止』の看板が立てられているのですが、それに気がつかないのもそうですし、気がついていても『少しくらいいいでしょ』と入ってしまう。
ワンちゃん撮影でも同様のことが見受けられます。
ワンちゃんを台の上に乗せて撮影している人もよく見かけますが、そのワンちゃんと台を花畑の中に入れている。
で、撮っている人は通行人から『かわいい〜』と言われてご満悦。
いやいや待って下さい。
ペットとはいえ立入禁止区域に侵入させている事実に変わりはない。
殆どがSNSへのアップロード(どちらかと言えば「いいね」稼ぎ)が目的なのでしょうが、その為にルールを破って良いのですか?
ダメですよね。
インスタ映えを狙う人達の行動はインスタ蝿と揶揄されるほど迷惑行為が横行しています。
アップロードされた画像の裏でどんな事が行われていたのか閲覧者が知ることはありません。
承認欲求がエスカレートし、「いいね」欲しさに虚像を創りあげる為に多額の借金を背負った芸能人もいます。
人からよく思われたい、よく見せようとすればするほど周りが見えなくなり迷惑さえも顧みなくなる。
これは非常に危険な傾向です。
趣味で写真撮影をしている人はそこまでではないにしろ、SNSが主要媒体である事は芸能人となんら変わりはなく、良く見せようとしすぎていつの間にかマナー度外視の行動をしてしまうことは誰にでも起こりえます。
そもそも「いいね」を求めている、気にしている時点で他者目線になっていますが、写真は主観です。
自分が好きなように撮ってそれをプリントアウトしたりSNSに載せて楽しむ。
人から評価される為ではなく、自分が楽しむべきです。
自分が楽しんだ結果を人が見てそれを評価すれば良いのではないでしょうか?
インスタ蝿と言われる人達の行動は楽しんでいるとは思えません。
迷惑を顧みず自分勝手で自制心も利かなせられない幼稚な集団です。
線路に侵入したりホームから身を乗り出す人も同じです。
人から評価される為に行動している限り満足は得られません。
法を犯さず、ルールの中で考え工夫して自分の足でベストスポットを探して良い写真を撮ったほうが喜びも達成感も充実感もあります。
感情が赴くままに行動するのではなく、理性を働かせ、感性を磨いて人の心を動かすような写真を撮って欲しいと願うばかりです。