【2021年箱根駅伝に想うこと】
管理人YAZAWAです。
blogの主旨とは異なりますが、想うことがあり記事を書きました。
新型コロナウイルス感染拡大に振り回された2020年。
数多くのイベントが中止されましたが、今年の箱根駅伝は無事に開催されました。
結果をご存知の人も多いと思いますが、駒澤大学が最終10区で創価大学を追い抜き13年振りの総合優勝。
創価大学も初の総合優勝を逃しはしましたが最高順位の2位という好成績。
青山学院大学が初めて総合優勝した時のような強さを見せ、今後の結果を期待させるような展開でした。
毎年多くのドラマが生まれる箱根駅伝。
選手一人一人の力走を近くで見たいと思うのは自然なことですし、沿道は毎年多くの観戦者で溢れかえります。
しかし、今年は状況が違います。
新型コロナウイルス感染拡大予防の為に主催者が「応援したいから、応援に行かない」というキャッチコピーを掲げ、自治体も不要な外出は控えるよう要請していたのに残念ながら今年も変わりませんでした。
『応援したいから、応援に行かない』
中継を見ていてこの言葉の意味を理解出来ない人がこんなにも多いのかと唖然としました。
しかも中高年の人が圧倒的に多い。
新型コロナウイルスは年配者の死亡率が高いことから高齢者を守りましょうという呼びかけもありました。
選手の家族は近くで応援したい気持ちを抑えました。
仲間も寮のテレビで見ていました。
最も近くで見てきた、支えてきた人達が近くに行くのを堪えていたのに沿道に集まった人はなんなのでしょうか?
マスクもせず、大声で歓声(と形容したくもありませんが)を浴びせる。
そんな人の姿がチラホラ映っていました。
能天気としか言えません。
無神経としか言えません。
近くで応援したい選手の家族や学友の気持ちを踏み躙るかのような身勝手極まりない行動。
模範にならねばならない大人が主催者や知事の要請を無視して何をやっているのか。
若者が感染拡大させるんだから若者が外出しなければ良いなどと言い放っていた高齢者も過去にいました。
新型コロナウイルスは人間の本性を暴き出しました。
『自分は大丈夫』などとエビデンスもなしにマスクしない、大きな声で喋る、カラオケ喫茶に行ってクラスター発生させる。
迷惑をかける高齢者のなんとか多いことか…。
これが日本の現実、一部ではありますが日本人の姿なのだなと。
外出を控えて下さいと呼びかけられていたにも関わらず『自分が見たいから』という勝手な理由だけで人が密集する場に出掛けて大きな声を出す。
選手に感染させてしまうかもしれない。
自分が感染して家族も自分も最悪の結果になるかもしれない。
なぜそんなことすら想像出来ないのか。
本当のファンは応援している相手の迷惑になることを嫌います。
箱根駅伝が本当に好きな人なら沿道に人が押し寄せて問題になれば翌年以降の開催が危ぶまれるかとしれない。
それなら今年は控えよう。
そう考えると思います。
それがまともな反応ではないでしょうか?
沿道に押し寄せた人はファンとは呼べません。
目先のことと自分のことしか考えない身勝手な人です。
飲食店でも大声で喋ってる人を見かけますがそういった残念な人は一定数いるんですよね。
モラルもエチケットも想像力もない。
外出も外食も禁止はされていませんが、感染拡大に繋がる行為は控えるのがマナーですよね。
人と食事に行けば喋りたくなる!と言う人もいますが、それならマスクすれば良いだけですし。
僕自身楽しみにしていたイベントがいくつも中止になっていますが、無理矢理開催してクラスターが発生して翌年以降のイベント開催が禁止されるくらいなら1年でも2年でも確実に開催出来るまで待つほうが良いと考えています。
先を見据えればそのほうが楽しめます。
目先のことに囚われていれば足元すくわれるのが世の習わしです。
自業自得で終わるならまだしも、自分の軽率な行動で大きなイベントの中止や開催禁止など迷惑をかけるのは言語道断。
人としての在り方を考えさせられた新年でした。